腰痛はなぜ起きるのだろう

多くの人が腰痛に悩まされていると言われています。
男性が訴える不快な症状の第一位は腰痛です。第二位の肩こりと比較してもダントツで多いのが腰の痛みなのです。
では、女性が訴える不快な症状の第一位は肩こりで、第二位が腰痛となっています。これは第三位の関節痛と比べると、肩こりと腰痛が以下を大きく引き離しています。肩こりと腰痛はほぼ同じくらいです。
これくらい男女とも腰痛に悩まされていることがわかります。

では、年齢層で比較するとどの年齢層に腰痛が多いのでしょう。
男性では７５歳から８４歳までが一番多くて、次いで６５歳から７４歳までとなっています。つまり、６５歳から８４歳までの年代が圧倒的に腰痛に悩まされていることがわかります。
女性でも同じです。やはり６５歳以上の方が腰痛に悩まされていることがわかります。

何故、人は腰痛に悩まされるのでしょうか。
それは、二本足に原因があるようです。もともと動物は四本足で歩いていたのですが、人間が進化するにしたがって二足歩行をするようになったことで、背骨に負担がかかるようになったのが原因と言われています。
四本足の時は背骨が水平になっていたので、背骨にかかるストレスは人間が横になっている時のように楽だったのですが、二本足で立つようになってから急にストレスが強くなってきたのです。
背骨が垂直になることによって、頭部の重みや上半身の重みが背骨やクッション材の役目を持つ椎間板にかなりのストレスがたまるような姿勢になってしまったのです。
二本足で立つ歩くが可能になって両手が自由に使えるようになって便利になった反面、身体はストレスに苛まれて悲鳴をあげるようになってしまったのです。